こどもの病気に打ち喉の腫れについて
人の喉の奥の左右には「扁桃(ヘントウ)」」と呼ばれる口蓋が扁桃があります。
この組織の働きは、細菌やウイルスに対する抗体を作り出すリンパ組織です。
この口蓋扁桃に細菌が感染して炎症が起きるのが扁桃炎です。
こどもに多い病気で一般に喉の腫れといわれ、1年に4回以上炎症を起こす場合を習慣性扁桃炎と呼んでいます。
症状は、熱がでたり、喉が痛くなったり、赤く腫れたり、表面に白い膿がついたりし、症状が重い場合は、発熱が3日ほど続く場合があります。
この病気の治療法は、抗菌薬を飲んで安静にし、水分と栄養の補給をします。
こどもが成長して体力が付いてくると、次第に扁桃炎を起こさなくなりますが、頻繁に熱をだしたり、扁桃炎を繰り返したり、
学童期になっても扁桃炎で何日も学校を休むような場合は手術をする事が考えられます。
扁桃の摘出手術は1週間ほどの入院が必要です。
手術は全身麻酔で行われ、
手術後は扁桃の痛みがひどく、食事ができないので、3日ほど栄養と水分の点滴を行います。
こどもが成長して、体力が付いてくると、熱はでなくなります。
体力をつけるためには、好き嫌いなく食事をする事が大切です。
さらに外出から帰った時は水で良いのでうがいをしたり、手洗いをしっかりする事が大切です。